2012年9月7日金曜日

韓国国債格付け:日本・中国を上回る、レースの見通しは明るい

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 韓国の国債格付けが日本や中国より1段階上回ることになった。
 これにより、外資は韓国を見限ることはなくなった。
 チキンレースはがぶり四ツになった。
 韓国も日本もためらうことなく、レースに集中できるようになった。
 「日本なにするものぞ」の意気込みで韓国は日本にあたってくるだろう。
 楽しみである。


朝鮮日報 記事入力 : 2012/09/07 09:04
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/09/07/2012090700558.html

フィッチが韓国の格付け引き上げ、日本上回る

 大手格付け会社のフィッチ・レーティングスは6日、韓国の国債格付けを「A+(シングルAプラス)」から「AA-(ダブルAマイナス)」へと1段階引き上げ、「A+」の日本を上回った。 
 韓国の格付けが日本を抜くのは初めて。

 フィッチによる格上げは、先月27日にムーディーズ・インベスターズ・サービスが韓国の格付けを過去最高の「Aa3(ダブルA3)」に引き上げてから10日後の出来事だ。
 AA-はフィッチの格付のうち上から4番目で、ムーディーズのダブルA3と同クラスに相当する。
 フィッチの格付けでは、韓国はA+の日本、中国を1段階上回ることになった。

 世界の3大経済大国である日本は、1990年代後半まで信用格付けが最高評価の「AAA(トリプルA)」だったが、長期不況により、格付けがA+まで4段階低下した。
 これに対し、韓国はアジア通貨危機直後の格付けが「投機的」(ダブルB以下)と分類される「B-(シングルBマイナス)」まで引き下げられたが、14年8カ月かけ、格付けを12段階上げた。

 フィッチは格上げの理由について、韓国は欧州財政危機などの不安な対外環境の中でも安定的な経済成長を達成しているほか、政府財政の健全性も高い点を挙げた。
 フィッチは
 「健全財政の基調が維持され、政府債務が減少すれば、今後さらに格上げを上方修正することが可能で、高齢化による財政負担も避けられる」
と指摘した。

 一方で、北朝鮮が突然崩壊した場合などには、格付けを下方修正することもあり得るとしたが、その可能性は非常に低いと指摘した。

 企画財政部(省に相当)の崔鍾球(チェ・ジョング)国際経済管理官は
 「主要国の信用格付けが引き下げられる中で、格付け会社2社が韓国の格付けを引き上げたのは極めて異例だ。
 ムーディーズとフィットが韓国の格付けを、信用優良国家を示すAA(ダブルA)に引き上げたことは、韓国が経済先進国として認められたことを示すものだ」
と評価した。




朝鮮日報 記事入力 : 2012/09/07 09:05
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/09/07/2012090700559.html

格付け逆転:韓日経済の歴史的事件

 韓国の信用格付けが日本を抜いたのは、韓日の経済史に新たな1ページを書き記す歴史的な事件だ。

 経済開発が本格化した1960年代以降、韓国経済が手本としたのはほかでもない日本だった。
 第2次世界大戦の敗戦国という傷だらけの状態から世界3位の経済大国に浮上した日本経済は、韓国戦争(朝鮮戦争)の廃虚から経済成長の条件を整えなければならなかった韓国経済の教科書だった。
 「漢江の軌跡」と呼ばれる官僚主導型の圧縮成長、重化学工業中心の経済成長など韓国式の経済発展モデルも元祖は日本だった。
 現在韓国が世界最高の競争力を持つ造船、鉄鋼、半導体も大半が日本から学んだものだ。

 2000年代に入り、サムスン電子が日本のソニーを超え、造船・鉄鋼・情報技術(IT)分野の企業が日本企業を相次いで追い越した。
 しかし、国家レベルの正面対決で日本に勝った経験は、スポーツ分野以外ではほとんどなかった。
 高麗大のオ・ジョングン教授は
 「今回の格付け逆転は、日本に後れを取っていた韓国の経済力が日本を超えられることを示す象徴的な事件だ」
と指摘した。

 両国の信用格付け逆転の根本原因は国の借金だ。
 国の信用格付けは、債務不履行(デフォルト)に陥らずに借金を返済する能力を評価するもので、借金が多いほど格付けは下がる。

 国際通貨基金(IMF)によると、昨年現在で日本の国内総生産(GDP)に占める政府債務の割合は229.8%で、韓国(34.1%)の6倍に達した。
 韓国の格付け会社関係者は
 「他国がこれだけ借金をすれば、債務不履行に陥っていてもおかしくない状況だ」
と話した。
 日本は1990年以降の長期不況で経済の基礎体力が低下した。
 昨年の東日本巨大地震以降、日本がこれといった浮揚策を打ち出せなかったのは、危機回復能力がそれだけ弱いからだ。

 世界的な金融危機の翌年に当たる2009年、韓国の成長率は0.3%というプラス成長を維持したが、日本はマイナス5.5%を記録。昨年もマイナス0.7%に低迷した。
 漢陽大のハ・ジュンギョン教授は
 「根本的に日本は高齢化による財政負担増と経済活力の低下という変化に対処できなかった」
と分析した。

 一時世界最高だった日本の経常黒字が減少したことも格付け逆転の要因だ。
 昨年の日本の経常黒字は8兆円に満たず、1996年以降で最低だった。
 今年は赤字に転落するとの見方が有力だ。
 一方、韓国の黒字は276億5000万ドルで、今年も黒字基調を維持する見通しだ。

 しかし、油断は禁物だ。
 NEAR財団の鄭徳亀(チョン・ドック)理事長は
 「格付け逆転を拡大解釈し過ぎてはいめない。
 対外信用度が高いという意味にすぎず、韓国も少子高齢化問題を財政出動で解決しようとした瞬間、破綻国家に陥ることになる」
と警告した。




朝鮮日報 記事入力 : 2012/09/07 09:05
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/09/07/2012090700564.html

格付け逆転:経済規模や生産性は日本優位

 韓国と日本の信用格付けが逆転したものの、日本は依然として韓国が容易には超えられない経済大国だ。
 格付け逆転は韓国の債務償還能力が日本より高いという意味にすぎず、総合的な経済力で上回ったことを示すものでは決してない。

 日本は経済規模と生産性の面で韓国を大きく上回っている。
 日本の昨年の国内総生産(GDP)は5兆8690億ドルで、韓国(1兆1160億ドル)の5倍を超える。
 1人当たりGDPは、韓国の2万1500ドルに対し、日本は4万4600ドルで依然韓国の2倍以上の水準にある。
 GDPは一国の経済的な生産能力を総合評価する指標であり、韓国はまだ日本と比較にならない。

 韓国の主力産業も技術や重要部分で日本に大きく依存している。
 このため、韓国は今も対日貿易で赤字から脱却できていない。
 昨年韓国は対日貿易で286億ドルの赤字を計上した。
 赤字基調は韓国が日本との経済交流を再開して以来ずっと続いている。

 高麗大のオ・ジョングン教授は
 「日本の没落はソニーが米国企業を上回り、世界ナンバーワンになった1992年に始まった。
 当時始まった短期不況と長期にわたる低成長という変化に日本が対応できなかった。
 現在の韓国の状況は日本と似ているとの指摘が多い」
と話した。
 LG経済研究院のキム・ヒョンジュ研究委員は
 「韓日の産業競争力、生産性の違いは短期間での逆転は難しい
と指摘した。


 日本と韓国の人口比は「10:4」である。
 よって、韓国のGDPが日本の4割になれば対等といってもいい。
 一人当たりのGDPの比較のほうがわかりやすい。
 「1人当たりGDPは、韓国の2万1500ドルに対し、日本は4万4600ドルで依然韓国の2倍以上の水準にある
というから、ちょっとまだ短期での逆転は難しいかもしれない。
 でも大丈夫。
 ここまで頑張ってきたのだから、あと一息。
 このチキンレースを勝ち抜けば、大いなる自信がつき、明日への見通しが開ける。


 普通の韓国なら、国債の格付けが日本を上回ったら、転げまわるほどに喜ぶのだが。
 今回のリアクションは何かひどく冷静にしてえらく寂しい。
 いつもの韓国らしさがない。
 あの目一杯の見栄張主義が影をひそめている。
 こんな韓国みたことがないというほどに沈んでいる。
 「もっと喜べ」と激を飛ばしたい気分になってくる。


朝鮮日報 記事入力 : 2012/09/07 09:33
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/09/07/2012090700692.html
東京IMF総会控え韓国政府が憂鬱なワケ

 各国の財務相と中央銀行総裁、金融業界の経営幹部が一堂に会する国際通貨基金(IMF)・世界銀行年次総会は、世界の経済・金融界にとって重要なイベントです。

 今年は来月半ばに東京で開催されますが、日本での開催は1964年以来48年ぶりということです。
 本来はエジプトで開催予定でしたが、自国の事情で開催を断念したことから、昨年下半期に日本が招致に乗り出しました。
 日本が名乗りを上げたとき、国際金融業界では驚きの声が上がったといいます。
 日本はもともとこうした国際イベントの招致に消極的で、特にIMF・世銀年次総会は準備に手間が掛かる割に開催国の利益が少なく、日本がこれまで開催を拒んできたためです。
 その日本が名乗りを上げた背景には、昨年の大地震を受け、日本は安全で魅力的な旅行先だというイメージを回復したい狙いがあるようです。

 しかし、総会が近づき韓国企画財政部(省に相当)の職員は憂鬱(ゆううつ)な気持ちを抱えています。
 ここ最近、領土問題などで韓日関係が冷え込んでおり、日本で会議が開かれるにもかかわらず日本側と接触しにくい状況に置かれているためです。
 同部の関係者は、予定されていた定例の韓日財務相対話も中止されたことから、総会での両国財務相会談は難しいだろうと話しています。
 昨年に米国で開かれた総会で、朴宰完(パク・チェワン)企画財政部長官が日本の財務相と和やかに会談したのとは大きな違いです。

 政府内では、韓国の領土を自国のものだと主張する日本は憎いが、隣国同士の協力のチャンスなのに残念だとの声が出ています。
 ある政府高官は
 「領土紛争さえなければ、韓国と中国、日本が声を一つにしてアジアの発言権を高めることもできる」
と話しています。

 中央大学の安忠栄(アン・チュンヨン)碩座(せきざ)教授(寄付金によって研究活動を行えるよう大学の指定を受けた教授)は先ごろ本紙とのインタビューで
 「韓日の冷え込み期間は当面続くだろうが、政治と経済を切り離して考えるという原則に立ち冷静に対応する必要がある」
と指摘しました。
 困難な状況でも経済協力の道を閉ざさないため、両国の経済官庁に知恵を絞ってほしいと思います。


 日本が李明博政権を相手にせず、という原則は変わらないだろう。
 もしかかわりをもったりすると、現在の状況だと選挙に響いてくる。
 政治家はこれが怖い。
 となれば、「無視」でいくしかない。



朝鮮日報 記事入力 : 2012/09/17 09:18
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/09/17/2012091700624.html

韓国のデフォルトリスク、日本以下に

 大手格付け会社3社が韓国国債の格付けを相次いで引き上げたことを受け、国際金融市場で各国の債務不履行(デフォルト)リスクの指標となるクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)のプレミアム(保険料率)が、昨年の東日本巨大地震の直後を除けば、初めて日本を下回った。

 金融監督院と金融投資協会によると、5年物韓国国債のCDSプレミアムは14日現在0.687%で、今年1月のピーク時(1.71%)の半分以下に低下し、世界的な金融危機が起きた2008年9月以降で最低となった。

 韓国のCDSプレミアムは前日を0.05%下回ったが、日本のCDSプレミアムは逆に0.027%上昇の0.696%となり、韓国を上回った。
 国際金融市場が日本国債のデフォルトリスクが韓国国債よりも高いと判断したことを示している。

 日本のCDSプレミアムが韓国を上回るのは、昨年3月の東日本巨大地震直後以来初めてだ。
 中国のCDSプレミアムも今月5日以降、韓国を上回ったままで、14日は0.74%で推移した。


 韓国の倒産確率は日本より低いということだ。
 大丈夫、韓国は日本なしでもやっていける。




【おもしろ韓国】



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