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サーチナニュース 2012/09/01(土) 18:29
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0901&f=politics_0901_015.shtml
日中の急速な関係回復は竹島に集中するため?
朝鮮日報は1日、
「尖閣諸島の領有権をめぐる問題で激しく対立していた日本と中国だが、ここ数日間で急速に回復の兆しをみせている」
と報じた。
日中関係の急速な回復は竹島に集中するための日本の戦略との見方を報じている。
朝鮮日報は日本がロシア・ウラジオストクで8日、9日に開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)の際、野田首相と胡錦濤国家主席との首脳会談を中 国政府に提案したことや駐中国日本大使の車に掲げた国旗が奪われた事件で、犯人逮捕や起訴を見送った中国政府の対応を認め、日本政府が犯人への対応を中国 政府に一任したことなどを報じ、
「これには中国との対立を最小限に抑えたいとの思惑があるようだ」
と伝えた。
そのうえで「一方で、APECで韓日首脳会談の開催は否定している」とし、
「尖閣諸島の領有権で対立している中国と関係改善を目指すことで、韓国と対立する独島(日本名:竹島)問題に力を集中する戦略と解釈できる」
との見解を報じた。
』
話がトンチンカンになっている。
中国は先日の人民日報日本支社長の寄稿記で
「尖閣問題からの撤退」
を明言している。
日中が急速に回復しているのは、この記事によっている。
日本が中国に折れたわけではない。
一方、竹島問題は領土問題に絡んで天皇発言まで飛び出してしまった。
これにより、落とし処を失ってしまった問題にまで進展してしまった。
中国の動きをみて、韓国もそれにならって日本に強く出たのだろう。
だが、中国はしたたかで引き際を心得ていた。
いいかえると、それだけ中国の方が一枚外交が上手だったということであろう。
中国の強気に乗せられて、うまうまとそのまま突っ走ってしまったのが韓国。
中国は落とし所をにらみなの強気作戦のように思える。
恫喝で相手がどれだけ引くか、それをみながらのシナリオが複数あったのだろう。
今回は日本が一歩も引かず、逆に強硬手段にでることも厭わず、
という予想外の反応に出てきたので、これは長期戦は不利になるとみて、自分が引くことしか選択肢はないとみてサッツと逃げてしまった。
だが、韓国はそんな中国のしたたかさを見抜けず、ただ闇雲に突貫して、落とし所を自らの手で次々壊してしていくことになってしまった。
韓国にとっては、中国が白旗を掲げて撤退するなどとは思いもよらなかったろう。
韓国は常に日本には強気一本で臨み、絶対に引かないというポリシーがある。
これでは、どこで妥協すべきか、その点が見い出せない。
ために、混沌としてしまうのはしかたがない。
中国は常に相手と周囲の情勢をみながら、少なくとも日本にたいしては一筋縄ではいかない相手と思って臨んでいる。
だから、ヤバイと思った時の逃げ足も速い。
なのに、韓国はそういう冷静は認識がないため、どんどん物事が悪化の方向へ加速している。
今は、ポツンと一人戦場に取り残されてしまったといった状態になってしまった。
退路を自らふさいだため、これからは孤軍奮闘しなければならなくなっている。
いわば真面目すぎるのだ。
生一本であり、前後を見ずに突っ走ってしまっているのだ。
ためにいまのところ、日韓の落とし所はみあたらない。
よって行くべきところまで行くしかなくなっている。
韓国の言葉によれば、「チキンレース」が始まった
ということである。
これは少なくとも李明博が辞任するまでは続く。
そして、李明博が刑務所につながれるまで続く。
おそらくそこが、日韓の落とし所になるだろう。
それまではチキンレースはマラソン的に続くということである。
その間、どちらがどれだけ体力を消耗し、どれだけ耐えられるかが、このチキンレースゲームの見所となっている。
このゲームはむこう一年は続く。
つまり向こう一年は解決の期待がもてないと見たほうがいい。
一年後のゲーム終了時の日本と韓国の体力差がこのゲームの最大の焦点になりそうである。
どちらに余裕が残っているか、それが勝敗判定の基準になる。
【おもしろ韓国】
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