2012年9月3日月曜日

今年の経済成長率2%台に:スタートしたチキンレースに良くない知らせ

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 チキンレースを始めたとたんに、うれしくない知らせが入ってきた。
 これから一年の韓国は厳しくなる。
 果たしてスタートしたチキンレースに韓国は勝てるであろうか。
 「ガンバレ韓国! 韓国加油!


朝鮮日報 記事入力 : 2012/09/03 09:02
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/09/03/2012090300491.html

今年の経済成長率2%台に、現代経済研が予測

 現代経済研究院は2日、「最近の輸出急減による影響と対策」と題する報告書をまとめ、今年の輸出不振により、経済成長率が当初予想より1.4ポイント押し下げられるとする分析を示した。
 同研究院は
 「ほかの要素も含めると、今年の経済成長率は昨年時点で政府が示した4.5%をはるかに下回る2%台にとどまるのではないか」
と予想した。

 知識経済部(省に相当)によると、今年1-8月の輸出は前年比1.6%減だった。
 昨年末には通年7.4%の伸びを予想していたが、正反対の状況となっている。
 研究所は「このまま推移すれば、今年通年の輸出の伸びは1.7%にとどまる。
 当初予想よりも国内総生産(GDP)が17兆1000億ウォン(約1兆1800億円)、雇用は28万1000人分が減少するとみられる」と指摘した。

 低成長の懸念は既に現実となっている。
 知識経済部は1日、8月の輸出が前年同月比6.2%減の429億7000万ドルだったと発表した。
 輸入は9.8%減の409億3000万ドルで、貿易収支は20億4000万ドルの黒字だったが、輸出よりも輸入の減少幅が大きい不況型黒字が続いた。
 黒字幅も前月(27億5000万ドル)を下回った。

 輸出減少は世界的な景気低迷と内需不振、台風による気象条件の悪化などが原因だ。
 品目別では船舶が34.2%減、無線通信機器(スマートフォンなど)が26.7%減、自動車が21.7%減だった。
 これに対し、液晶パネルは9.0%増、繊維類は0.2%増だった。
 仕向け先別(8月1-20日)では、米国が2.1%減、中国が5.6%減、欧州連合(EU)が9.3%減と軒並み減少した。




朝鮮日報 記事入力 : 2012/09/03 09:03
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/09/03/2012090300494.html

韓国の「雇用の質」、OECD加盟国で最低水準

 韓国は、就業率が経済協力開発機構(OECD)加盟国のうち2位と高いのに対し、雇用の質は最低水準にとどまっていることが、2日までに分かった。

 OECDによる雇用の質に関する統計を本紙が分析した結果、韓国は25-54歳の労働者に占める臨時職の割合が19.3%で、OECD加盟国など39カ国のうちチェコやポーランドなどに続き5番目に高かった。

 賃金の格差も大きい。
 労働者の賃金水準を9等級に分類した場合、2010年基準で韓国の1等級(上位11%)の賃金は9等級(下位11%)の4.7倍で、米国に続き2番目に格差が大きかった。
 また、男性の平均賃金は女性に比べ39%高く、OECD加盟国のうち最も開きが大きかった。
 労働者全体のうち、賃金が中位賃金(労働者の賃金を金額順に並べたとき、真ん中の賃金)の3分の2に満たない「低賃金労働者」の割合は25.9%と、OECD加盟国のうち最も高かった。

 こうした雇用の質に関する統計は、量的に良好な韓国の雇用指標とは対照的だ。
 昨年、韓国の就業率はOECD加盟国のうちノルウェーに続き2番目に高く、就業者の増加率は4番目に高かった。




朝鮮日報 記事入力 : 2012/09/03 09:04
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/09/03/2012090300497.html

労働時間は長く、賃金格差大きい韓国

 現政権は、事あるごとに就業者増加率などの雇用指標を業績の一つに掲げる。
 李明博(イ・ミョンバク)大統領は先月15日、光復節(日本の植民地支配からの解放を記念する日)記念式典のあいさつで
 「主要国のうち、雇用が2008年の(世界金融)危機以前の水準に回復した国は韓国とドイツだけだ
と誇らしげに語った。
 だが、本紙が経済協力開発機構(OECD)の雇用指標を分析した結果、臨時職・低賃金労働者の割合などで表わす「雇用の質」は、OECD加盟国など39カ国のうち最低水準だったことが分かった。

■労働時間は長く、賃金格差は大きく

 韓国は労働時間が最も長い国の一つだ。
 韓国人の2010年の年間労働時間は平均2193時間で、OECD加盟国のうちメキシコの2242時間に続き2番目に長い。
 OECD平均の1773時間をはるかに上回り、最も短いオランダと比べると59%長いことになる。

 賃金格差が大きいことも問題と指摘される。
 労働者の賃金水準を9等級に分類した場合、2010年基準で韓国の1等級(上位11%)の賃金は9等級(下位11%)の4.7倍で、米国に続き2番目に格差が大きかった。
 2000年の4.0倍に比べても悪化している。同期間、OECD平均は3.1倍から3.3倍と小幅な悪化にとどまった。

■パートの増加率、OECD加盟国で2位

 韓国の時間労働者(パート)の割合は昨年が13.5%で、OECD平均(16.5%)は下回ったものの、ここ16年間の増加幅はアイルランドに続き2番目に大きかった。
 1995年(4.3%)から昨年にかけて9.2ポイント上昇した。

 また、昨年の時間労働者のうち男性の割合は43.5%で、OECD平均(30.7%)を大きく上回り1位となった。
 一般的にパートは女性が多いが、韓国は相対的に男性が多いというわけだ。
 家長の男性が条件のよい仕事を見つけられず、パートで働くケースが増えていることも、こうした現象の一因となっている。
 また、韓国の25-54歳の労働者のうち臨時職の割合は19.3%で、OECD加盟国のうち5番目に高い。OECD平均の9.9%に比べ、約2倍に達している。

 ある経済学者は
 「韓国は量的な雇用指標は良好に見えるが、社会のセーフティネットがぜい弱で、生計を立てるため低賃金でも働こうとする人が多いため、質的な指標はよくない
と語った。
 現代経済研究院のイ・ジュンヒョプ研究委員は
 「単に雇用がどれだけ増えたかではなく、雇用の質がどれだけ改善したのかを基準に、政府の雇用政策を再評価すべきだ」
と指摘した。






【おもしろ韓国】


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