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朝鮮日報 記事入力 : 2012/11/11 08:15
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/11/11/2012111100061.html
韓国人の死亡者数、今後40年間で倍増
年間死亡者数、2035年に50万人、60年には75万人に
韓国の過去40年間の累積死亡者数は約1000万人だったが、今後40年間(2011-50年)にはその約2倍の1900万人に達するという統計庁の推計が発表された(7月9日付本紙)。
これは一体、どのようにして算出されたのだろうか。急激な高齢化による死亡者数の急増は、医療費の負担、葬祭費や葬祭施設の問題、企業や団体などによる慶弔費の負担など、さまざまな問題を引き起こすことが懸念される。
このため、今後40年間に1900万人が死亡するという統計庁の推計に対し関心が高まっている。
統計庁は将来の人口予測を発表する際、年度別の死亡者の推計も同時に発表している。
1900万人という数字は、同庁が推計した2011-50年の年度別の死亡者数を合計したものだ。
統計庁の関係者は
「年度別の推移を考慮して年齢別の死亡率を算出し、これに該当年度の年齢別の推定人口を掛けた値を合計し、死亡者数を推計している」
と説明した。
1970年に26万人だった年度別の死亡者数は、40年が過ぎた2010年にも26万人と、ほぼ変わらない数値を示している。
この期間の人口は、3224万人から4977万人と、54%も増加しているが、年間死亡者数は変わらなかったというわけだ。
これについて統計庁の関係者は
「この40年間、人口は増えたが、医療技術の発達により、年齢別の死亡率は低下し続けた」
と説明した。
同期間の人口1000万人当たりの死亡者数は、1970年の8.0人から、2004には5.0人と、減少の一途をたどった。
だが今後は、状況が大きく変わる見通しだ。
現在25万人程度となっている年間死亡者数は、2035年には50万人、60年には75万人程度へと急増するとみられる。
人口1000万人当たりの年間死亡者数も、現在は5.1人と、世界でも最も少ない方だが(ドイツ10.5人、日本9.5人、米国8.0人)、35年には10人、50年には15人程度にまで急増する見通しだ。
嘉泉医科学大のパク・サンチョル教授は
「医療技術の発達などにより寿命は延びたが、人間の寿命には限界がある。
今後40年間には、寿命の限界に達した高齢者が増加することで、死亡者数が急増する」
と語った。
現在、韓国の人口ピラミッドは40-50代が最も厚い「つぼ型」となっている。
この年齢層が今後40年間に年老いて死亡することにより、年間死亡者数も、人口1000万人当たりの死亡者数も共に急増するというわけだ。
すでに、人口1000万人当たりの死亡者数は、2004-09年の5.0人を底として、現在は増加に転じている。
生死儀礼文化研究院のカン・ドング院長は
「1960年代に50代半ばだった韓国の平均寿命は、70年に62歳に伸び、2010年には80歳を超え、30年には84歳、50年には87歳に達する見通しだが、人間の寿命の伸長にも限界がある」
と説明した。
なお統計庁は、今後40年間に1900万人が死亡した後、2060年以降には少子化の影響により、高齢者の人口が減少に転じ、死亡者数も急減するとの見通しを示した。
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日本は経済発展期には年間70万人づつ増えてきた。
人口増が高度成長を演出したことは確かだ。
それは、成長期にあっては人口は「働き手」すなわち労働力であったからだ。
しかし、高度経済安定期に入ると、
昔は10人、20人でやっていたものを機械1台がやってくれる
ようになる。
さらに電力を供給してやれば、人間なら1日8時間のところを機械は24時間働き続けてくれる。
日本は人間を労働力とみなす世界からは遠く離れつつある。
よって、いまは労働力過剰の世界に入っており、これからもそれは続く。
経済発展のために増やしてきた人間の数だが、
これからは同じく経済安定のために人間の数を減らして行かねばならない。
それが少子化という現象になって現れてくる。
日本は昨年26万人の人口減少があったが、これからは成長期と同じく年間70万人の人口減少が襲ってくるだろう。
そうしないと、日本という生態系がもたない。
人間を労働力としか見ない経済学者は少子化によって働き手が減るので、人口増をしないといけないという。
人間を数値に還元した形でしか、ものが見れない連中には生態系というものはわからないだろう。
これからはどんどん人間が少なくなっていく。
普通ならそうなれば就職難は解消されるはずである。
しかし、実際にはそうはならない。
就職難は凹凸はあってもまだ半世紀は続く。
人間を労働力でしか評価しない経済学者には、ドレイ主義に等しい。
機械は人間の労働力を代替してくれる、
そこでは、価値観がガラリと変わる。
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朝鮮日報 記事入力 : 2012/11/11 09:28
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/11/11/2012111100104.html
【コラム】日本に倣う日本嫌いの国
ソウル市永登浦区文来洞に住む78歳の男性が認知症の妻を殺害した事件を見て「来るべきものが来た」という思いで胸が詰まった。
既に日本が経験している高齢化の絶望的局面が、ついに韓国にも訪れたというわけだ。
高齢者が高齢者を介護する「老老ケア」は、日本で深刻な社会問題になっている。
介護に疲れて配偶者や親を殺害するという「介護殺人」も後を絶たない。
文来洞事件は、あれほど避けようとした日本型「高齢化の呪い」が韓国に襲来したことを告げている。
過去数十年にわたり、韓国は「日本に学ぼう」と叫んできた。
日本がすることをまねて手本にし、日本を追い越そうという「克日論」だ。
2000年代に入り、日本が長期不況に陥ってシステムの欠陥があらわになると、スローガンは「反面教師論」に変わった。
韓国は現在、低成長と不況、ポピュリズム政治と財政破綻という「日本型失敗の道」をどうしたら避けられるかという問題に取り組んでいる。
かつて日本に追い付くという点で、韓国は成功を収めた。
日本との経済・所得格差を短期間で縮め、一部分野では日本を上回っている。
しかし「克日」に続いて韓国が直面した「日本病の回避」という国家的課題では、苦戦を免れない。
今、韓国社会のあちこちで繰り広げられている状況を見ると、日本の失敗を同じように繰り返すのでは、と心配になるほどだ。
日本病とは、社会の各分野の構造的矛盾が歯車のようにかみ合い、衰退していく症状のことだ。
例えば少子化は、経済の冷え込みに伴う青年の失業が連鎖的に波及したために発生した構造的問題だ。
日本はかなり前から、低成長が就職難を引き起こし、経済的困窮が結婚の忌避や晩婚へとつながり、結局は出生率低下をもたらすという症状に苦しんできた。
今の韓国が陥っている悪循環のわなが、まさにこれだ。
かつて韓国は外向的・拡張志向で、躍動的なハングリー精神に満ちていると評価されてきた。
そうした強みは、徐々に失われてきている。
今年の第2四半期の成長率は、経済が事実上足踏み状態になる日本型「ゼロ成長」に近付こうとしていることを示している。
企業は革新の本能を失い、新たな起業家は出現せず、青年たちは進取的なチャレンジ精神を奪われている。
活力が消え成長が滞った瞬間、それまで押さえつけられていた社会問題は押しとどめようもなく噴出することになる。
経済だけが日本化しているのではない。
今韓国が苦しんでいる社会病理のほとんどは、日本の経験をそのまま後追いしている。
いじめは単に学校だけの問題にとどまらず、援助交際は「スポンサーサイト」という形で韓国化した。
孤独死や無縁死、引きこもりといった病理現象の元祖は日本だ。
若い男性が弱くなる現象は、日本でいうところの「草食男子」症候群とそっくりだ。
何よりも問題なのは、あらゆる問題を主導的に突破すべき政治のリーダシップが、ポピュリズムに陥っていることだ。
「失われた20年」と呼ばれる長期不況の中で、日本の政治は大衆に迎合し、患部を隠してきた。
構造改革ではなく、カネをばらまき、公約を乱発するポピュリズムで国家財政をめちゃくちゃにしたのは、政治家自身だった。
今の韓国政治は、費用という概念もないままポピュリズムのうたげを競っているが、その終着点も「財政破綻」になる可能性が高い。
今や日本は「国家の自殺」まで論じられる段階になった。
古代ローマは、内部の矛盾と衆愚政治が原因で自ら滅んだ。
ローマのように国家システムが機能しなくなる「自殺のメカニズム」が、日本にも作用するかもしれない。
成長の活力を失った国は問題解決能力を喪失するというのが、日本型の国家自殺シナリオだ。
韓国は、これすら日本に倣っているのかもしれない。
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人間が多い、ということが物事の原点にある。
人間が必要なレベルまで減らなければ、解消できないことが目の前にたくさんあるということが、日本の今だ。
今から38年後、21世紀にちょうど真ん中頃に日本の人口は、1幾人を切るという。
そこでやっと一息だろう。
上がってきたものは下がる、というのが自然法則である。
物事は常にウエーブ(波形)を描く。
小手先でどうこうできるほどのものではない。
少子化を否定的にみる、経済視点では将来は見渡せない。
どこまでいっても、日本の後追いをするしかない。
そして、先ゆくものの受難を拍手しているしか脳がない。
こういう発想をしている限り、この国からは何も生まれない。
【おもしろ韓国】
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