2012年10月9日火曜日

台風15号進路、韓国気象庁発表と140キロの誤差:なんともお粗末

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朝鮮日報 記事入力 : 2012/10/09 10:48
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/10/09/2012100900929.html

台風15号進路、韓国気象庁発表と140キロの誤差   

 今年8月28日に韓半島(朝鮮半島)を直撃した台風15号(アジア名・ボラベン)の中心位置が当時の韓国気象庁の発表より最大で141キロ南西にずれていたことが分かった。
 これは「台風が西海岸を北上し、一直線に移動して北朝鮮に上陸した」とする韓国気象庁の発表が誤っていたことを意味するもので、同庁による進路捏造(ねつぞう)疑惑が再燃しそうだ。

 韓貞愛(ハン・ジョンエ)国会議員(民主統合党)は8日、世界気象機関(WMO)の北西太平洋地域特別気象センター(RSMC)となっている日本の気象庁が最近、台風15号の「ベストトラック(最適経路)」を韓国気象庁とは異なるルートで確定させた点を上げ
 「韓国気象庁による進路改ざんを裏付ける有力な証拠だ」
と主張した。

 日本の気象庁のウェブサイトによると、台風15号のベストトラックは先月26日に発表された。
 それによると、台風15号がソウルに最も接近したと韓国気象庁が発表した8月28日午後2時から3時にかけての台風の実際の位置は、同庁の発表より南西に141キロずれていた。
 また、午後4時以降も台風はペンニョン島(仁川市)の西の海上を北上したことになっている。
 韓国気象庁は、28日午後4時ごろ、台風が北朝鮮・海州地方に上陸し、陸上を一直線で北上したと発表していた。

 韓国気象庁のナ・ドゥクキュン報道官は
 「われわれも台風15号のベストトラックを再分析しているところだ。
 再分析の結果、(当初発表した進路が)修正される可能性があるが、日本の気象庁が発表したベストトラックが誤っている可能性もあるため、どちらが正しいかは現時点で分からない」
と説明した。
 韓国気象庁は来年1月に開かれるWMO台風委員会でベストトラックに関する意見を表明する予定だ。

 民間の気象専門家A氏は
 「WMOはベストトラックの決定権限を日本の気象庁に与えており、韓国気象庁が異議を唱えても受け入れられる可能性はない。
 ベストトラック発表以降も韓国気象庁が強引な主張を続けている」
と指摘した。
 韓貞愛議員も
 「日本の気象庁に確認したところ、今後ベストトラックが修正される余地は全くないとの回答を得た」
と述べた。

 これに先立ち、韓国気象庁は台風15号に関連し、米軍合同台風警報センター(JTWC)、日本の気象庁、香港天文台など海外の気象観測機関とは100キロ前後離れた位置を台風の中心が通過したと発表していた。

■ベストトラックとは

 台風が消滅した後、人工衛星、陸上、海上などの観測データを精密分析し、最終的に確定した台風の進路を指す。
 WMOは世界6カ所のRSMCにベストトラックの決定権限を与えている。 
韓国が属する北西太平洋は日本の気象庁の管轄となっている。





朝鮮日報 記事入力 : 2012/11/05 10:59
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/11/05/2012110500964.html

台風15号:韓国気象庁、進路の誤りを認める
   
 今年8月28日に韓半島(朝鮮半島)を直撃した台風15号(アジア名:ボラベン)の実際の進路をめぐり、気象庁が
 「台風15号の進路を改めて分析した結果、当初発表した進路に誤りがあることが分かった」
と発表した。 
 8月30日付本紙で台風15号の「進路改ざん疑惑」を報じてから2カ月にして、気象庁が進路の誤りを事実上認めたというわけだ。

 気象庁の国家気象衛星センターは今月2日、大邱市のコンベンションセンター「EXCO」で行われた「2012韓国気象学会学術大会」で、このような内容の「台風15号の進路に関する事後分析の中間結果」を発表した。 
 この分析によると、8月28日午後3時ごろ、台風15号の中心位置は気象庁による当初の発表(ソウルから西北西に約120キロの西海〈黄海〉海上)よりも、さらに南西に148キロ離れた地点だったという。

 国家気象衛星センターはまた
 「台風15号は8月28日午前6時から29日午前3時にかけ、820キロの距離を一直線で北上した」
という当時の発表についても、誤りだったことが分かった、と発表した。






【おもしろ韓国】




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