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●潜水艦「孫元一」
韓国のニュースを見ていていつも思うのだが、兵器の取り扱いレベルがどうにも低い。
故障が多く、その原因を自分の手で解明できずに、外国の専門家に頼っている。
何か見かけだけ数を並べているだけで、内容がほとんど伴っていないのではないのかと危惧してしまう程だ。
兵器というのは、自国で管理しきれてはじめて価値をもつ。
他国にやってもらっているのでは、ちょっと危うくないか。
いったい、これでやっていけるのだろうか。
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朝鮮日報 記事入力 : 2012/11/02 08:37
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/11/02/2012110200488.html
韓国軍:海軍の主力潜水艦、20カ月も修理中
潜水艦「孫元一」、完全解体状態
故障の原因は不明
韓国海軍の主力潜水艦「孫元一(ソン・ウォンイル)」=排水量1800トン級=が、原因不明の故障で20カ月も作戦から外れ、修理を受けていることが1日までに分かった。
韓国海軍によると、孫元一では昨年4月、潜航が困難なほど大きな騒音が発生。
その後、海軍は孫元一を完全に解体し、原因究明に乗り出したが、今のところ正確な原因はまだ分かっていないという。
海軍の関係者は
「推進モーターに問題があると推定しているが、まだ正確な原因をつかめていない。
輸入元のドイツから技術陣を呼び、原因を究明しているところ」
と語った。
1800トン級の潜水艦・孫元一は海軍の主力潜水艦で、水深400メートルまで潜航可能、かつ2週間も海中を航行できる。
海軍は現在、同じ型の潜水艦を3隻(孫元一、鄭地〈チョン・ジ〉、安重根〈アン・ジュングン〉)運用している。
孫元一は「214型」潜水艦で、ドイツで作られ、価格は1隻3500億ウォン(約256億円)といわれている。
潜水艦の運用計画上、1隻は作戦、1隻は待機・教育、残る1隻は整備・修理に当てられるが、孫元一が長期間修理を受けることで、現在2隻しか運用できない状態となっている。
これについて海軍の関係者は
「海軍が保有している潜水艦は現在12隻あり、孫元一を除く11隻は正常に作戦を遂行している。
戦力の空白はない」
と語った。
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朝鮮日報 記事入力 : 2012/11/02 08:38
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/11/02/2012110200489.html
韓国軍:陸軍の攻撃ヘリ、老朽化が深刻
全機種が正式化から20年以上経過
武器の搭載量半減、作戦時間も短縮
韓国軍が保有する対戦車攻撃用ヘリは、どれも配備から20年以上経過している。
そのため老朽化が深刻で、従来の半分しか武器を積めず、作戦時間も従来の3分の2に短縮して運用していることが分かった。
韓国軍当局は、今年1月から陸軍の大型攻撃ヘリ購入事業を進め、今年中に機種選定を終える予定だ。
しかし、2016年から計36機(1兆8000億ウォン〈約1317億円〉規模)配備する計画のため、戦力の空白が懸念されている。
陸軍本部は1日、韓国国防安保フォーラム(金在昌〈キム・ジェチャン〉共同代表)が主宰し戦争記念館(ソウル市竜山区)で行われた「韓国軍ヘリ事業のビジョンと課題」と題するセミナーで「500MDとコブラ(AH1S)攻撃ヘリは、老朽化のため運用上の限界に直面している」という趣旨の発表を行った。
陸軍によると、1976年から88年にかけて配備された攻撃ヘリ「500MD」は、本来なら対戦車ミサイル(TOW)を4発搭載できるが、現在は2発しか積んでいない。
また88年から91年にかけて配備されたコブラは、本来ならTOWを8発搭載できるが、現在は搭載数を4発に減らして運用している。
さらに、これらの攻撃ヘリは、本来なら1日2時間の作戦が可能だが、現在では1時間20分に短縮されている。
陸軍の関係者は
「エンジンなど攻撃ヘリの性能が低下しており、武器や燃料の搭載量を減らさなければならないため」
と説明した。
飛行中に事故の危険を感知して途中で着陸する「予防着陸」を行ったケースを見ると、ここ5年間の予防着陸ではエンジン系統の異常が85%を占めた。
両攻撃ヘリは武器システムも旧式で、500MDではパイロットが双眼鏡で目標を観測するという。
パイロットが夜間飛行時に着用する暗視装置は視野が40度しかなく、夜間運転時に、ヘッドランプではなくフォグランプだけを点灯して時速60キロで走るようなものだという。
500MDの運用中、これまでに28件の事故が発生し、32人が死亡した。
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朝鮮日報 記事入力 : 2012/11/03 08:51
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/11/03/2012110300431.html
【社説】韓国製兵器に対する国民の不信感を解消せよ
韓国海軍の主力潜水艦「孫元一(ソン・ウォンイル)」が、原因不明の故障で20カ月も修理を受けている。
孫元一では昨年4月から、運航が不可能なほどの騒音が発生し始めたという。
韓国海軍は潜水艦を解体してみたが、結局原因を突き止めることができず、問題があると推定される部品をドイツの潜水艦メーカーに送った。
孫元一は、3500億ウォン(約258億円)を投じドイツから設計図や建造技術などを全て導入し、韓国で組み立てた排水量1800トン級の潜水艦だ。
2007年12月に韓国海軍に引き渡される前、試験航海中に推進装置に異常が発生し、船が傾き過ぎるという問題が発覚した。
引き渡し後も騒音が基準値内に収まらなかったため、わずか3年余りで稼働が完全にストップした。
孫元一だけでない。
巨額の予算を投じて開発した韓国製兵器が、実戦に臨む前に欠陥が発覚して後方に送られたり、実戦配備されたもののすぐに故障が生じ、務めを果たせないというケースは多い。
対潜ミサイル「紅サメ」やK2戦車、K11複合小銃、K9自走砲など、名を挙げればきりがない。
故障も故障だが、大金を投じて購入・開発した兵器類が故障した際、韓国の技術で修理できないというのはさらに問題だ。
孫元一や、国産化率が70-80%に達する「Kシリーズ」の兵器類は、心臓や頭脳に当たる技術・部品を輸入に依存している。
こうした技術導入契約は多くの場合、韓国が主要部品の内部を分解・確認できいないようになっており、故障しても原因の把握すら困難だ。
品質評価も、国防部(省に相当)傘下の機関が担当しており、製造サイドと評価サイドが一家をなしているも同然だ。
深刻なのは、韓国製兵器に対する韓国国民の不信感だ。
戦時作戦統制権の韓国軍移管が2015年に迫っている現在から移管後にかけて、安全保障や国防のためどれだけ多くの予算がかかるか、見当をつけるのも難しい。
このように、あきれた不良兵器のニュースを年中聞かされる韓国国民は、快く「兵器開発に使ってくれ」と税金を払おうとするだろうか。
各兵器の故障原因を究明する作業も欠かせないが、韓国製兵器に対する韓国国民の不信感を解消し不安を和らげるため、国家レベルの特別委員会なりとも結成すべきだ。
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朝鮮日報 記事入力 : 2012/11/03 08:52
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/11/03/2012110300432.html
イスラエル向けに哨戒艦4隻輸出へ
近日中に造船会社を選定
イスラエルが韓国で生産している戦闘艦の購入を最終決定し、造船会社の選定に入ったことが、2日までに分かった。
契約金額は4億ドル(約322億円)水準といわれている。
今回の契約が成立した場合、初のイスラエル向け防衛関連輸出になる見込みだ。
韓国政府の消息筋は2日
「イスラエルが韓国の哨戒艦4隻を購入する予定。
遅くとも来月までに、輸入条件の内容を盛り込んだ意向書(LOI)を韓国政府に送付するだろう」
と語った。
哨戒艦は、対潜作戦・沿岸海上警戒・駆逐艦の支援などといった任務を遂行する戦闘艦だ。
イスラエルに輸出される哨戒艦は排水量1400トン級で、価格は1隻1億ドル(約80億円)前後といわれている。
韓国政府は昨年末から、イスラエルによる練習機入札(10億ドル〈約804億円〉規模)に参加し、韓国製の高等練習機T50を輸出しようとしたが、イタリア製の練習機M346に押され脱落した。
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潜水艦ですら満足に作れない国から高額な兵器を買うイスラエルはどういうソロバンを弾いているのだろう。
また、その程度の技術しかないのに、兵器を輸出するという韓国はどういう神経をしているのだろう。
よほど安のか、安かろう悪かろうで両者が納得しているのか?
でも兵器だから、それを運用する兵隊の身になって考えないと困るのではないだろうか。
どうも不安になってしまうのだが。
【おもしろ韓国】
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