_
● FNNニュース (07/11 06:30)
韓国のこの政治体質はいま始まったことではない。
「またか」
といったところだ。
ここには「清潔感というものが欠如」している。
『
朝鮮日報 記事入力 : 2012/07/12 10:51
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/07/12/2012071200946.html
【社説】大統領の家族・側近の犯罪は国家の恥辱だ
李明博(イ・ミョンバク)大統領の実兄である李相得(イ・サンドゥク)前議員が逮捕された。
容疑は貯蓄銀行などから総額7億6000万ウォン(約5300万円)の違法な資金を受け取ったというもの。
大統領の在任中に実兄が逮捕されるのは今回が初めてだ。
放送通信委員会の崔時仲(チェ・シジュン)前委員長、知識経済部(省に相当)の朴永俊(パク・ヨンジュン)元次官に続いて李前議員まで逮捕されたことで、「迎浦ライン(李大統領が育った慶尚北道迎日郡と浦項市出身者のグループ)」の3人の有力者全員が身柄を拘束された。
そのほかにも大統領夫人のいとこが、選挙での公認の見返りに30億ウォン(約2億1000万円)を受け取った容疑で、さらにいとこの夫も貯蓄銀行から4億ウォン(約2800万円)を受け取った容疑ですでに逮捕されている。
これまでに大統領の親戚や親しい人物で身柄を拘束されたのは、計19人に上る。
今回逮捕された李前議員は現在77歳で、国会議員に6回当選し、一時は国会の副議長を務めるなど多くの実績を持つが、弟が大統領に当選したときに政界からきっぱりと身を引いていれば、今回のような事態は起こらなかったはずだ。
過去にも大統領の家族が汚職などで没落するケースは相次いでおり、李前議員もそれを目の当たりにしてきた。
そのため李大統領が当選した4年前、ある議員グループ55人が李前議員に対し「どうか引退してほしい」という内容の連判状を突きつけた。
しかし李前議員は
「私は政治ではなく資源外交をする」
「人事への介入はせず、するつもりもない」
として議員を続け、最終的に今回のような結果を招いてしまった。
末端の公務員でさえ、大統領の周辺には汚いものがあふれ返っていることをよく知っているという。
一体なぜ、国の綱紀がここまで乱れてしまったのか。
監査院・検察・国税庁・公正取引委員会・国家情報院など、取り締まりや情報収集の権限を持つ国家機関は、いずれも政府の目となり、耳となって国家の監視役を務めなければならない。ところがそれらのトップや要職に就いた人物のほとんどが、大統領の家族、あるいは親しい間柄だという権力をちらつかせることで、高い地位に上っている。
このようなありさまでは政府に何が見えて、何が聞こえるだろうか。
また、たとえ何かが目に入り聞こえてきたとしても、事実関係に基づいて法を執行できるだろうか。
現政権で人事に影響力を行使し、重要な情報に触れることのできる地位に就いた人物は、常に李前議員の側近と呼ばれる人間ばかりだった。
そのため李前議員や別の側近たちが権力を私物化した情報をつかんだとしても、法律に基づいて厳しい取り締まりや処罰などできるわけがない。
そのような情報は独自のルートで別の親しい権力者にまず伝え、事実をもみ消すことばかり考えていたはずだ。
公務員や財界の関係者は、誰と親しくなれば自らが昇進し、抜てきされて要職に就けるか、あるいは財閥の利益を守ることができるかをよく理解している。
表面的には清潔なふりをしている政権の背後で、誰が贈収賄を行っているかもよく知っている。
長期にわたり財閥改革を叫んできた盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領も、当選直後に受け取った報告書はサムスンが作成したものだった。
これは、大統領の側近が報告書を受け取ったからこそ、可能なことだ。
大統領の家族や側近による数々の越権行為や権力の私物化は、過去の政権で国の組織を骨抜きにした。
大韓民国の歴代大統領は、いずれも国の綱紀粛正に失敗してきた。
そのため現在、次期大統領を目指す人物たちは、65年間にわたり繰り返されてきたこの国の恥辱をいかに洗い流すのか、まずは自らの考えを明確にしなければならない。
』
【おもしろ韓国】
__