2012年10月27日土曜日

通貨スワップ延長のための泣き言、なんてことはないよな

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 まさか、スワップの延長なんてことはないよな。
 「延長はしない」と先日宣言したばかりなのだから。
 でもこのところのメデイアの弱気は、明らかにスワップの延長を意識している
 政府とメデイアと判断が違うということか。


朝鮮日報 記事入力 : 2012/10/27 12:23
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/10/27/2012102700600.html

「ウォン高円安」におびえる韓国企業
1ドル=1097ウォン
ウォンが今年の最高値を再び更新   

 ここ数十年、韓日両国の通貨は「ウォン安円高」の流れが続いてきた。
 これは輸出で韓国が日本に対して有利な立場に立つことを意味するもので、韓国経済発展の原動力となってきた。

 ところが10月に入るとこの流れが変わり始めた
 ウォン高が進む一方で円安が進行しているのだ。
 25日に年初来高値を更新したばかりのウォンは、26日のソウル外国為替市場でも前日より1.2ウォン高い1ドル=1097ウォンを記録。
 わずか1日で年初来高値を再び更新して取引を終えた。
 この結果、9月30日の時点で1ドル=1111ウォンだったドル-ウォンのレートは、わずか1カ月で14ウォンも高くなった。
 この期間、逆にウォンが安くなったのはわずか4日。
 一方の円は9月末時点で1ドル=78.0円だったのが、26日には79.9円と2円ほど安くなった。

 為替の変動を見詰める韓日両国の表情は対照的だ。
 韓国の財界はただでさえ海外市場の不振が続いている中、為替までウォン高に触れてきていることで、新たなマイナス要因にならないか焦る一方、日本ではこれまで経済不振の大きな原因だった円高が一息ついたことで、景気回復への期待が高まっている。
 ソウル商工会議所は17日、孫京植(ソン・ギョンシク)会長(CJグループ会長)を中心に主要グループの関係者による会議を開催し、その中で現代自動車の金億兆(キム・オクチョ)副会長やLG化学の金磐石(キム・バンソク)副会長などは
 「最近になってウォン高が急速に進み、輸出企業にとって見過ごせない状況となっている。
 1ドル=1100ウォンのラインは絶対に守らねばならない」
との点で意見が一致したが、結局25日にはこのラインを突破した。
 日本経済新聞は25日付で
 「円高が一服した一方でウォン高が進み、日本企業にとって大きなチャンスになるかもしれない」
としながらも
 「韓国の通貨当局はいつでも外国為替市場に介入できるため、決して楽観はできない」
としている。

 韓国の通貨当局は26日、取引時間中にウォンが一時1ドル=1094.9ウォンの年初来高値を更新すると、昨年10月以来の口先介入を行った。
 通貨当局の関係者は
 「外国為替市場で行きすぎた偏りが出始めている。
 市場の期待がウォン高という一つの方向に偏るのは望ましくない」
とする警告のメッセージを発した。
 市場ではこの日、通貨当局が小幅のドル買い介入も行ったとみている。
 企画財政部(省に相当)のある幹部は
 「ウォン安円高というこれまでの流れが反対方向に転じたとみるのはまだ早い。
 円の動向についても鋭意注視している」
とコメントした。

■10月以降流れが変わったウォンと円

 ウォン高の要因として考えられるのは、
●.世界の3大格付け会社が韓国の国家信用等級を相次いで引き上げたことに加え、
●.韓国では不況とは言いながらも経常収支の黒字が続いている
からだ。

 これに対して円は日本が積極的な金融緩和を続けている影響で、9月末以降は円安傾向が続いている。
 JPモルガン・ソウル支店のイ・ソンヒ支店長は
 「米国の量的緩和で国際金融市場にドルがあふれたため、日本の通貨当局はさらなる円高を阻止するため、追加の金融緩和に乗り出すとの見方が市場では広まっている」
と述べた。
 日本銀行は9月初めに10兆円の金融緩和を発表した。
 これには日本の貿易収支が9月までの3カ月連続で大幅な赤字を記録したことも作用している。

 市場では円安がさらに進むとの見方が支配的だ。
 野村証券は年末までに1ドル=82円まで安くなると予想している。

■緊張が走る財界

 韓国の自動車メーカー各社はここ4年間、ウォン安円高に伴う価格競争力向上の恩恵を受けてきた。
 トヨタや日産、ホンダなど日本メーカーが殺人的な円高で価格競争力が低下する一方、韓国メーカーは日本メーカーに対して30%ほど価格競争力で優位に立ったとみられる。
 ところがこの状況を支えてきた為替が変動した場合、韓国メーカーにとって大きな影響は避けられない。
 現代自動車の関係者は
 「ウォン高の影響で一部では売上低下をまねく可能性はあるが、かつて2007年に1ドル=900ウォン台を経験し、その時に企業体質が改善された」
 「今後も動向を注視しながら、全社レベルでの対策を取りまとめていきたい」
と述べた。

 自動車と同じく、日本メーカーと激しい競争を繰り広げている家電やIT(情報技術)などの業界も緊張している。
 サムスン電子はウォン高により、7-9月期の営業利益がおよそ5700億ウォン(現在のレートで約413億円、以下同じ)減少した。
 当初の業績見通しは8兆6900億ウォン(約6500億円)だったが、実際はウォン高の影響で7%ほど少ない8兆1200億ウォン(約5900億円)にとどまった。
 サムスン電子の関係者は
 「輸出先が100カ国以上あり、取り扱う商品も非常に多岐にわたるのため、以前のように『為替の変動で利益がいくら減少した』という形の計算は難しいが、ウォン高で事業環境がやや悪化したのは事実だ」
と述べた。

 一方で大韓航空のように外貨建て負債が多い企業は帳簿上の負債が減り、金利負担が減少するなどウォン高の恩恵を受ける。
 原油などエネルギーを多く輸入する業種もウォン高が有利に作用する。



 僅か数カ月前には「韓国、経済の成功公式」とか言った表現で豪語していたのだが。
 いまや、東日本大震災、反日中国の経済制裁と立て続けの災難に見舞われている日本以上に危機にひんしている。
 いったいどうしたことか。
 日本とチキンレースをはじめてしまった韓国としては、李明博ではスワップの延長はしないだろう。
 いま、李明博の身周りは検察・警察が入ってめちゃくちゃ。
 次の大統領はやはり、李明博を監獄にぶち込んで、それをおみやげに日本に泣きを入れてくるしか手が残っていない。
 そして、もしかしたら李明博はノムヒョンの後を追うことになるかもしれない。


朝鮮日報 記事入力 : 2012/10/29 10:01
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/10/29/2012102900827.html

「輸出で危機打破」の公式揺らぐ韓国   

 世界3位の造船会社、現代重工業による今年の受注額は先月現在で131億ドル(約1兆400億円)で、前年同期に比べ40%以上落ち込んだ。
 今後2-3年の船舶建造量を示す受注残は先月時点で476万CGT(標準貨物船換算トン)となり、ピーク時の30%まで減少した。
 造船業界の関係者は「過去2-3年間、最大の発注元である欧州の景気低迷で商船の発注が激減し、今後の輸出見通しも暗い」と話した。

 高機能性登山服の生地を欧米に輸出する大邱市の繊維業者A社は今月に入り、ウォン高進行で10億ウォン(約7270万円)以上の収入が吹き飛んだ。
 繊維業界は代金決済が契約の約3カ月後となっており、最近のウォン高でウォン建てでの収入が目減りした。
 A社代表は
 「世界的な景気低迷で利ざやが昨年に比べ30%以上縮小している状況で、ウォン高まで重なり死にそうだ」
と語った。

■世界的な景気低迷との二重苦

 対外依存度が高い韓国経済にとって、輸出は最後の下支えであり、危機脱出のけん引車だった。
 1997年のアジア通貨危機、2001年のITバブル崩壊、09年のリーマン・ショックなど韓国経済が危機に直面するたびに、韓国は活発な輸出で「V字型」の回復を遂げた。
 3回の危機では、輸出がいずれも急減(98年2.8%減、01年12.7%減、09年13.9%減)したが、翌年にはドラマチックな回復(99年8.6%増、02年8.0%増、10年28.3%増)に成功した。

 しかし、今回は状況が異なると指摘されている。
 前例のない世界同時不況が長期化し、世界的に韓国の輸出の受け皿が縮小しているためだ。
 07年の米国に端を発した金融危機が回復局面に入る前に欧州財政危機が起き、世界経済は深い不況の泥沼にはまった。
 欧州はマイナス成長に陥り、米国はやや景気回復の兆しを見せてはいるものの、わずかな成長にとどまり、中国経済まで成長が鈍化している。
 問題はこうした状況が今後5-10年続くとの観測が出ていることだ。

 サムスン経済研究所のクォン・スンウ・マクロ政策室長は
 「一国の財政危機を克服するだけでも10年かかるが、欧州財政危機はスペイン、イタリア、ポルトガル、ギリシャなど複数の国にまたがる。
 世界経済は長期の低成長局面を免れないだろう」
と分析した。

 さらに追い打ちとなったのは、10月にウォン相場が1100ウォンを割り込んで上昇していることだ。
 「世界経済の低迷→輸出減少→ウォン安→輸出競争力回復→輸出増加→景気回復」
という韓国特有の景気回復公式が揺らいでいる格好だ。
 金融委員会の金錫東(キム・ソクトン)委員長は
 「現在韓国経済は危機を輸出で打開できた過去の幸運とは異なる環境に直面している。
 長期的な低成長局面に突入した状況で、不幸にも非常に悪い外部環境にぶつかった」
と述べた。

■世界的な貿易低迷

 外部環境の悪化は世界の貿易統計からも明らかだ。
 世界貿易機関(WTO)によると、世界の商品貿易(金額ベース)の増加率は2010年が21.7%、11年が19.7%だったが、今年上半期は1.7%にとどまった。
 全世界の貿易動向は輸出立国の韓国には最も重要な指標だ。
 1997年以降で世界の商品貿易の伸びが2%以下に落ち込んだのは、通貨危機直後の98年(1.4%減)とITバブル崩壊直後の2001年(4.1%減)、リーマン・ショック直後の09年(22.5%減)の3回しかない。

 世界貿易の鈍化は直ちに韓国の景気低迷につながる。
 輸出が減少すれば、韓国国内の設備投資、製造業の生産が同時に減少する。
 設備投資は今年第1四半期(1-3月)には前四半期比で10.3%増えたが、第2四半期(4-6月)、第3四半期(7-9月)はそれぞれ7.0%、4.3%減少した。
 製造業生産も2010年が前年比16.8%増、昨年は7.0%増だったのに対し、今年1-8月は前年同期比2.2%減少した。

 韓国の輸出品目で首位の造船だけでなく、自動車、鉄鋼も世界的な不況で苦戦している。
 造船業の9月の輸出は前年同月比で50.6%減少したほか、自動車は5.0%、鉄鋼は9.1%減となった。
 縮小した輸出市場を企業が争奪しているために採算性も低下する一方だ。
 鉄鋼業界の関係者は「中国、日本の内需が低迷し、安価で鉄鋼製品を輸出しているため、韓国は苦しい競争を強いられている」と述べた。




朝鮮日報 記事入力 : 2012/10/29 09:59
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/10/29/2012102900822.html

世界景気低迷にウォン高、苦境に立つ韓国経済
   
 世界的に景気が低迷する中、ウォン相場が上昇し、韓国経済の危機脱出がますます困難になっている。

 本紙は過去3回の世界的な景気低迷と現在の状況を比較した。
 その結果、景気低迷期にウォン相場が1ドル=1100ウォンを割り込んでウォン高に振れたのは今回が初めてだ。

 アジア通貨危機直後の1998年にはウォン相場(1ドル当たり)が1398ウォンまで下落。
 ITバブルが崩壊した2001年には1290ウォン、リーマンショック直後の09年には1276ウォンまで、それぞれウォン安が進んだ。

 韓国経済が危機から劇的な回復を遂げられたのは、為替相場による効果が大きかった。
 ウォン安で輸出競争力が高かったからだ。

 しかし、最近の世界的な景気低迷の中では、むしろ輸出環境が悪化している。
 漢陽大のハ・ジュンギョン教授(経済学)は
 「世界的な景気低迷の中でウォン高となる事態は、韓国経済がいまだかつて経験したことがない。
 経済危機のたびにウォン安による輸出競争力向上で景気が回復したパターンは今の状況では期待薄だ」
と述べた。




レコードチャイナ 配信日時:2012年10月31日 8時10分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=65977&type=0

好調な韓国経済、輸出・財閥頼みの「大企業病」で落とし穴も―米華字メディア

 2012年10月27日、米華字サイト・多維新聞は韓国経済の先行きに関する評論記事を掲載し、輸出と財閥など大企業頼りのため、国際競争力低下に陥る恐れがあると分析した。

 韓国は史上最高の時期を迎えているのではないか。
 サムスン電子は米アップルを驚かせ、歌手のPSY(サイ)が歌うヒット曲「江南(カンナム)スタイル」は世界を席巻している。
 国民の1人当たりの年収は3万ドル(約240万円)に達して欧州連合(EU)平均(3万3000ドル=264万円)に近付き、貿易額は世界で9番目に1兆ドル(約80兆円)を超えた。
 英フィナンシャル・タイムズは、経済界の韓流現象を分析。
 「サムスンや現代は一流の自社ブランドを育て、世界各地に足場を築いている」
と評価。
 米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスも8月末、韓国国債の信用格付けを1段階引き上げ「Aa3」とした。
 韓国が研究開発に充てる費用は国内総生産(GDP)の3.4%を占め、世界3位の高さだ。
 「追いつけ追い越せ」の技術革新は、韓国経済の発展に大きく寄与した。

 しかし、韓国経済の成長は依然ウォン安と輸出に頼っている。
 世界経済が低迷を脱出できなかった場合、国内市場が大きな日本に比べ、韓国経済はより大きな打撃を受ける可能性がある。
 10月の輸出が前年同期比でマイナスになるなど、すでに景気後退のシグナルも見え始めている。
 さらに韓国の弱点となるのが、サムスンなど財閥系大企業が経済界を独占する「大企業病」だ。
 大企業が中小企業の生存空間を食っているとの指摘もあり、
 生産ラインの海外移転が進むことで、韓国内の就業状況は悪化する恐れがある。


 海外メデイアは韓国経済をウハウハで伝えている。
 「ホメ殺し」をやるつもりだろうか。

 海外メデイアというのはビジネススクールと同じで「数字で判断する」しかない。
 よって、これにうかうか乗ってしまうと、とんでもない結果が導き出される。
 「ある日突然、思ってもみなかったことが」
というのがこのところ多いのはあまりに数字に頼りすぎるからだ。
 数字に頼って判断するため、数字に表れてこないものを見落としてしまうことが多い。
 
 「今日は31日、スワップ延長の最終日」

 今日は10月1日、スワップの延長はなかったようだ。
 そいうニュースは流れていない。





【おもしろ韓国】




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